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被害者請求にて後遺障害等級９級１０号を獲得し、損害賠償金約３０００万円を獲得した事例

依頼者：男性 会社員　

事故状況
　　　　　　

横須賀市在住の男性が、原動機付自転車を運転し、直進していたところ、車両と衝突し、急性硬膜外血腫等の重傷を負う交通事故に遭いました。
 

相談・依頼のきっかけ

被害者の方は、事故により、非常に重篤な状態となり、長期にわたり勤務ができなかったことから、その間の生活費の補填等のため、家族全員が多大な苦労をしていました。
そのような苦労があったにもかかわらず、加害者保険会社は、物損に関する交渉において、納得のできない過失割合を示してきたことから、依頼をされるに至りました。
重大事故の被害者であることや、当面の生活も苦しいといった状況であったことから、着手金ゼロ円で受任しました。

受任時の希望事項
①　過失割合
②　治療に集中すること及び、症状が残存した場合には、後遺障害等級獲得
③　適切な賠償金獲得
 

当事務所の対応

過失割合について争点となることが明らかであったことから、先ずは治療に集中して頂き、治療終了後に物損と人損を併せて交渉することとしました。
なお、当時は、当面の生活が苦しくなったときには、直ぐに連絡をもらい、直ちに物損の請求等迅速に対応する予定でしたが、運よくそのような事態にはなりませんでした。
治療に集中し、十分な治療が行われた結果、脳神経外科の医師から、医学的・客観的な評価としては、異常なしと認定されるまで奇跡的に回復しましたが、症状固定時においても首などの痛みがあるとのことでから、被害者請求を行いました。
その後、加害者加入保険会社と損害賠償額や過失割合について交渉を行いました。
 

結果

①　過失割合：当方３．５：相手６．５　⇒　当方２：相手８
②　後遺障害等級９級１０号獲得
③　賠償金合計約３０００万円
 

所管

過失割合について争点となることが明らかであったことから、先ずは治療に集中して頂き、治療終了後に物損と人損を併せて交渉することとしました。
なお、当時は、当面の生活が苦しくなったときには、直ぐに連絡をもらい、直ちに物損の請求等迅速に対応する予定でしたが、運よくそのような事態にはなりませんでした。
 
治療に集中し、十分な治療が行われた結果、脳神経外科の医師から、医学的・客観的な評価としては、異常なしと認定されるまで奇跡的に回復しましたが、症状固定時においても首などの痛みがあるとのことでから、被害者請求を行いました。
その後、加害者加入保険会社と損害賠償額や過失割合について交渉を行いました。
①　過失割合：当方３．５：相手６．５　⇒　当方２：相手８
②　後遺障害等級９級１０号獲得
③　賠償金合計約３０００万円

・　後遺障害等級獲得について
上記のとおり、脳神経外科の医師の医学的・客観的な評価としては、異常なしとされておりました。
もっとも、事故当時の症状が非常に重篤であったことや、被害者の協力は勿論、被害者の家族のご協力もあって、高次機能障害の認定を受けることができました。
高次機能障害に関する後遺障害等級の獲得には、必要な書類・資料があり、それをどれだけ充実させるかが、一つのポイントとなります。
本件は、被害者家族全員の声を届けられるよう努めた結果、認定されたと言えると思います。

・　過失割合について
事故が発生した原因、事故態様について、争いがある場合には、解決まで長期化することが多いです。
もっとも、本件では、後遺障害等級９級１０号が認定され、損害賠償額が多額となることや、訴訟となった場合には、遅延損害金によって賠償総額が更に高額となること等を、加害者加入保険会社に伝えた結果、同保険会社が譲歩し、当方に有利に合意できました。
このように、後遺障害等級の認定結果によっては、過失割合についての争いを、事実上、有利に交渉できることがあります。

・　損害賠償額について
被害者は、早期解決を希望されていたことや、訴訟手続きの負担感、合計約３０００万円という賠償額などから、同額での賠償を受けることで合意いたしました。
弁護士としては、訴訟において更なる増額の可能性も考えましたが、リスクコントロールの観点や、被害者の意向を重視し、加害者の過失相当分の損害額を放棄させることを条件に、上記内容での解決となった次第です。
本件のように、過失割合が出る場合には、加害者から賠償請求されることも含めて処理する必要がありますので、全体解決ができたことは、早期解決の観点からも、よかったと考えております。
 

解決事例

さくら横須賀法律事務所　事務所写真.jpg    当事務所の解決事例をご紹介します。

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